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2023.02.04

地業・基礎(立上り打設直前・型枠設置)No.1-9

この記事の目次

1、住宅工事の全体の流れ
2、動画でサクッと見学、住宅工事
3、地業・基礎(スラブ打設)のお話し
4、この工事で設計者が確認していること

1、住宅工事の全体の流れ

この記事は以下の流れの中で、★印の工程についてです。

1)事業・基礎(遣り方→根切・地業→型枠→捨てコン→配筋→スラブ基礎→★立上り基礎)
2)建方
3)屋根
4)木工事
5)外部サッシ
6)配線配管
7)各職人工程
8)外構

2、動画でサクッと見学、住宅工事

タイトル:地業・基礎15(立上り打設直前・型枠設置)※ご注意:音声あり!

3、地業・基礎(立上り打設直前・型枠設置)のお話し

ベース部打設後2、3日経つと、立上り部の型枠の設置が始まります。

なにはともあれ、まずは掃除から。ベースコンクリートと立上り部の間に塵やレイタンス(ベース部の水分の蒸発の残留物)があると接合不良を起こすため取り除きます。その後、型枠を作業がしやすいように並べていきます。

打設後に型枠を外しやすいように、剥離剤を塗ります。鉄筋に剥離剤がつくと、コンクリートとの付着力が落ちるので、固定前に行います。

その後、立て込んでいきます。

基礎の立上り部は、コンクリートの打設+レベラーの流し込み(高さを調整するための仕上げのコンクリート)=基礎天端(基礎の一番高い部分)となるように施工して完成。まずはコンクリートの打設、どこまで打設するのかわかるよう、目印のビスを固定しています。(写真のオレンジのやつ)

4、この工事で設計者が確認していること

・型枠の通りは良好か

・鉄筋には剥離剤がつかないような手順で塗布されているか

・基礎と土台(基礎の上に水平に設置される木の構造材)を緊結するアンカーボルトという金物の位置、高さ、本数、通りは適正か

【現場のご説明】

高性能でコスパの良い 「都市型のログハウス」を作れたら。無垢材の木の恩恵・ぬくもりに包まれる住み心地を、山や海辺の暮らしだけでなく、都市の暮らしといった多様なスタイルのある暮らしに馴染むように。私たちは “トシログ(都市ログ)” という愛称で、このプロジェクトを育てています。

2021年春、アトリエM.A.R.で「都市型のログハウス」一棟目の構想が始まりました。福島県会津の地で芳賀沼製作さんのパネルログ構法との出会い、都市に馴染む性能とデザインの検討、ウッドショック等でのコスト・計画変更、初めての構法による工事に試行錯誤すること2年半、チームの技術と熱意を詰め込んでいます。

ご計画はいつの間にか始まっているもの。

ちょっとした疑問やご不安、
まだ遠く将来の夢、
まずはお聞かせください。