都市型ログハウス
常々、森に佇んだ時の気持ちの良い空気感や密度感を都市の住宅地でも楽しむことはできないか、という想いを抱いていました。
そこで、森を削り出してできた豊かな木の塊、都市のまんなかに宿る小さな森をつくりました。
まずは住まい手にとって、森の恩恵を享受し居心地の良い建物でありたい、
そして私たち生産者にとっても、自然の循環の中でポジティブな歯車となって取り組めるものでありたいと考えています。
・国産無垢材に包まれる心地よさ
(肌触り・香り・木目の美しさ・漆喰等の自然素材との組合せ)
・森の風景を切り出したような佇まい
・消費されないデザイン
・山の循環
・暖かく涼しい住環境
(木の力:気密、断熱、蓄熱、調湿、静寂性)
(他:第一種換気、高性能サッシ、長期優良認定の取得)
・木材の安心感
(防火:防火構造・準耐火構造)
(耐震性:無垢材ならではの粘り強さ・適宜構造設計)
・構造と仕上げの一体施工
(工期短縮、廃棄量減、DIY)
・容易な建物保全・長寿命化
(設備の集中化、ダクトスペース)
(空調の集中熱源方式、チャンバー方式)
・適宜分離発注
・明快な設計料
こちらのリンクをクリック
高性能でコストパフォーマンスの良い 「都市型のログハウス」を作れたら。無垢材の木の恩恵・ぬくもりに包まれる住み心地を、山や海辺の暮らしだけでなく、都市の暮らしといった多様なスタイルのある暮らしに馴染むように。私たちは “トシログ(都市ログ)” という愛称で、このプロジェクトを育てています。
2021年春、アトリエM.A.R.で「都市型のログハウス」一棟目の構想が始まりました。福島県会津の地で芳賀沼製作さんのパネルログ構法との出会い、都市に馴染む性能とデザインの検討、ウッドショック等でのコスト・計画変更、初めての構法による工事に試行錯誤すること2年半、チームの技術と熱意を詰め込んでいます。