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2023.12.29

EcoFlow家庭用蓄電システムの特徴とメリデメ(2/4)

トシログ®️に導入したエコフロー家庭用蓄電システムの利用レビューをしていきます。今回は、第二回、パススルー給電を深堀する回になります。果たして、エコフローHPで掲載されている結果になるのでしょうか!?

これは、エコフロー家庭用蓄電システムに興味がある方で、かつ導入を検討されている方に向けての説明になります。(2023年12月現在、SHP(スマートホームパネル)はECサイトからの購入はできなくなっています。これは、設置については技術力が必要なため、一般消費者が誤って購入しないようにする措置だということです。当社では新築の標準設計として組み込んでいますので、ご相談頂ければ設置可能です。)

目次
①特徴とメリットデメリット
②パススルー給電による充放電の時系列←今回、ここ★
③省エネ効果
④EcoFlow家庭用蓄電システムに合うライフスタイル

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2)パススルー給電による充放電の時系列

エコフロー家庭用蓄電システムの最大の特徴である。パススルー給電について深掘りしましょう。

パススルー給電とは、太陽光パネルからの入電を蓄電しながら負荷先の電気機器に給電する仕組みです。

このパススルー給電と蓄電池給電の両方を指して、電力会社から電力を購入せず、太陽光の自家発電による自立運転を「オフグリッド給電」といいます。

秋の夜長の時期(11/16)に測定しましたが、オフグリッド給電での自家発電はAM10時からPM8時までの約10時間可能でした。

測定したパススルー給電の時系列ですが、午前中にデルタプロの蓄電量が25%になるAM10時ごろまではパススルー給電はせず蓄電のみですが、蓄電量が25%を過ぎたあたりから「パススルー給電」に切り替わります。

そして、夕方暗くなって太陽光パネルからの入電がなくなると、蓄電池給電に移行し夜8時ごろまで蓄電池給電が継続します。

エコフロー家庭用蓄電システムによるパススルー給電の特徴とメリットは以下の通りです(下図)。

(測定結果概要)

・電気購入量(使用量)は0.3〜0.7kWh
・夕方の最も電気を使う時間帯は蓄電池給電のため電気購入なし
・秋の夜長での省エネ実績は、太陽光発電量と電気購入量は6:4

(上図A領域)

パススルー+蓄電池によるオフグリッド給電は、電気代が高い昼間帯の電気代がかからないため、電気代削減効果が大きい
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(上図B領域)

デルタプロの蓄電量が上限値(100%)に達すると蓄電を止めて負荷先給電だけとなり、昼間帯の太陽光発電2.3kWhー負荷先給電0.8kWhの差分約1.5kWh×3時間は廃棄電力となる

夏場は廃棄電力が大きくなるためエクストラバッテリーを外付けした場合、満タン近くまで充電できる計算だが、冬場は2割程度にしか蓄電できない計算なので、10年間でエクストラバッテリーは投資回収できないと計算しています。

エコフロー家庭用蓄電池は、電気代の高い昼間帯をカバーします。そのため、省エネ効果が高いことがわかります

一方で、デルタプロの蓄電効率が高いことによる廃棄電力も多く発生しますが、エクストラバッテリーを設置してまで更なる積み上げ蓄電するかは投資回収効果を踏まえて検討する必要性があると考えます。

次回は、(第三回)省エネ効果の実測結果になります!

ご計画はいつの間にか始まっているもの。

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