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2023.07.17

Eco Flow (エコフロー)家庭用蓄電システム 利用レビュー!

”トシログ” モデルハウスにEco Flow(エコフロー) 家庭用蓄電システムを導入して2週間が経ちました。
どのようなメリデメがあるかレビューしていきます!

この記事の目次

(1)Eco Flow(エコフロー) 家庭用蓄電システムの概要
(2)この2週間の省エネ効果概算
(3)初期エラー対応
(4)メリットデメリット
(5)まとめ

(1)エコフロー家庭用蓄電システムの概要

【エコフロー家庭用蓄電システムの構成】

エコフロー家庭用蓄電システムは、3つの要素で構成されています。

①蓄電池(デルタプロ:3.6kw)

②パワーコンディショナー(スマートホームパネル、以下SHP)

③漏電ブレーカー

本来は、①と②のみで分電盤に接続できるはずなのですが、高電流が流れてもSHPのブレーカーが落ちないため、漏電ブレーカーを別につけることで日本での安全基準にも適合させることができます。逆に漏電ブレーカーがないと短絡した場合などもブレーカーが落ちないので危険です。

また、他の太陽光システムにない特徴として、蓄電池(デルタプロ)がパワコン(SHP)と切り離すことができます。これによって、3.6kwもの蓄電システムを取り外して屋外に持ち運びすることができるというのが最大の特徴です。蓄電池だけで44万円/台もします、家庭にある蓄電池を持ち運ぶことができれば、高価なポータブル充電を別に購入する必要もない上に、家を不在にする際は家ではほとんど電気を使わないことから、兼用して移動する先で使えた方がコスパが高いです。(しかも移動先でも太陽光発電できる!)そして、災害時にはPHEV車から給電し家でも使えるので、とても心強いですね。

【通常の太陽光+蓄電システムとの違い】

家庭でもデルタプロを使える理由は、デルタプロにEPS機能が組み込まれているからです。

通常であれば太陽光用パワコンと蓄電池用パワコンの二種類を商用電力と「系統連系」させて供給しています(イメージ的には並列運用)。

エコフロー家庭用蓄電システムは、EPSという電源切替システムが蓄電池であるデルタプロに組み込まれていて、蓄電容量が少なくなると自動的に商用に切り替わる仕組みです(イメージ的には直列運用)。EPS機能を使った切り替えのため、切り替わる瞬間は、「あ、切り替わった」とわかるくらいの瞬断があります。瞬きくらいの時間です。一般的な家電には影響はありませんが、医療機器など瞬断に弱い精密機器を接続している負荷系統は利用を避けた方がいいかもしれません。以下、図参照。

【さらっとわかる動画】

湘南ログライフ オフグリッド1(Eco Flow設置)※音声あり、ご注意ください!

(2)平均的な省エネ効果

【我が家の平均的な消費電力量】

我が家は第一種換気システムを採用し、エアコン1台での全館空調を採用しています。そのため、第一種換気(熱交換器・空気清浄)+エアコン(概ね27度設定)が24時間稼働しています。併せて、IHと食洗機を導入していることから電気代高くなる傾向にあります。

外気温が最低26℃〜最高32℃の初夏くらいの陽気で、 6月下旬現在の消費電力量を計算すると70kw/週なので約10kw/日消費している計算です。その内、デルタプロ(太陽光発電)による創電が約50kw(※1 計算式は末尾)、東電から購入した電気が約20kwとなります。料金計算すると、太陽光を導入していないご家庭の1週間の必要電力量が約1900円(計70kw:27円/kw)となりますが、我が家では380円(計20kw:19円/kw)となります。電気の使用量が少ないことから単価も安くなることで二重でお得です(別途基本料金はかかります)。

※1 計算式:今回の計画はデルタプロ(蓄電池)は2台で7.2kwhの容量ですので、7.2kwのデルタプロ×1週間=約50kw。なお、余談にはなりますが、太陽光発電は3kwhを設置しており、2平米程度のパネルが8枚、この程度だと、一般的な住宅の屋根に余裕を持って搭載できます。パネル数は少なく感じるかもしれませんが、蓄電池の蓄電効率が良いので我が家は十分です。

【エコフロー家庭用蓄電システムによる省エネ効果】

年間の効果を計算してみます。6月下旬現在、デルタプロが100%蓄電した後の朝8時から夕方6時頃までは太陽光発電が2kwh給電しているのに対して最大でも1kwhしか消費できていないので半分(1kwh)は捨てている状況です。昼間帯で1時間当たり2kwhまでは太陽光だけで運転できます。一般的な4人家族のご家庭では月450kw・2万円程度(※2)消費しますが、エコフローを導入すれば月85kw・4千円程度まで下がりますので、平均して1.6万円/月・19万円/年の節約効果という計算になります。

投資回収はどうなるでしょう。まず、アトリエM.A.R.にて、新築物件にこのシステムを導入する計画で約170万円(移動費除く)での実績があります。次に、この170万円という初期投資と、先ほどの19万円/年の電気料節約効果を考慮すると、単純計算で投資回収年は約9年という計算です。蓄電池の充放電回数が3000回ということから耐用年数10年とするとほぼトントンの投資回収になります。

このトントンの投資回収で導入判断するかは人によって分かれると思います。まずは前提として、エアコンを24時間稼働させる等で快適な住環境を満たしながら、世の中の蓄電システムよりは安いので元が取れるというのが大きく違います(一般的には補助金=税金を投入して太陽光を促進しようとしていますが、納得感低いです)。さらに、私はこのトントンの投資回収に加えて、バッテリーを外部に持ち出すことができる利便性や災害時の安心感へのメリットは大きいと考えています。

※2 Looopでんき料金シミュレーション:https://looop-denki.com/home/simulator-select/

(3)初期エラー対応

エコフロー家庭用蓄電池システムは導入されている実績も少なく、今のところ、運用マニュアルが充実していません。従って、初期エラー対応は設置頂いた、「ジュンテクノサービス」さんにお聞きして、なんとか解決できました。初期エラーに対する対応についてはメーカーサポートも問い合わせを受け付けてくれるのですが、回答が遅い上に中身が的を得ないことがあります(この記事を読んで頂いている皆様も初期エラー対応について「問い合わせ」からご質問頂けるとわかる範囲であればお答えします)。

以下に体験した代表的な初期エラーを記載します。

・デルタプロとSHPに接続できない

エコフローのアプリケーションからコントロールするため、導入した機器をクラウド接続する必要があります。しかしながら、2.4GHz帯のWIFI経由でデルタプロに繋がないとクラウド接続できません。ご家庭のWIFI周波数を確認して設定が必要です。ちなみに、我が家では5GHzのみでしたので、2.4GHzで飛ばすことができるブリッジを購入・設置しました。

・デルタプロからの電力供給(オフグリッド)設定ができない

この設定をするための説明書がないので、自力で設定方法を編み出さなくてはいけません笑。初めは商用電力(グリッド)供給となっています。基本的には非常用の用途であることから商用が常設で、商用が切れた場合にはEPS機能でデルタプロに切り替わる設定となっています。そのため、初期設定としてデルタプロからの電力供給(オフグリッド)の常設設定をしておく必要があります。図参照

・設定周波数のリセットがなおらない

ある時、謎のエラーが出てデルタプロからの電力供給ができない状態となりましたが、スマートホームパネル側が原因なのかデルタプロ側が原因なのかわからない状況でした。今回の件については、ジュンテクノサービスさんに聞いてなんとか対応できたのですが、エラーが出た場合は、まずは原因の切り分けから始める必要があります。デルタプロをスマートホームパネルから切り離して、スマートホームパネルの主電源だけを入れて接続テストします。そして、エラーが出なければ、各バックアップ回路もスイッチを入れてエラーが出ないかテストをします。私の場合は、スマートホームパネルのリセット(主電源オフ)をしたおかげか、このエラーは出なくなりました。

(4)メリットデメリット

エコフロー家庭用蓄電システムを使ってみてのメリデメをまとめます。

①前提

繰り返しになりますが、、、
今回採用しているエコフロー家庭用蓄電システムの仕組み:
・太陽光発電は売電を行わず全て蓄電
・太陽光発電+蓄電による給電を優先としながら、蓄電がなくなると商用に切替

②メリット

・省エネになる
→利用量が少ないと電気料金単価も30%以上(27円→19円)安くなるので更に電気代は下がります。

・蓄電池へ直接充電で充電ロスが少ない
→昼間帯は2kwの太陽光発電のため朝9時頃には100%まで蓄電完了します。
(100%以降の使い切れない発電量は捨てていて、10kw以上捨てている計算)

・シンプルな構造のため、安く設定できる
→当社では新築オプションで約170万円(移動費除く)で設置実績があります。

・蓄電池を切り離して持ち運び可
→我が家ではキャンプやキャンピングカーでのワーケーションなどで使っています。

③デメリット

・瞬断するため、精密機器は負荷先にできない
→家庭内給電の10系統にデルタプロから供給できますが、精密機器はデルタプロからの供給先から外した方が無難でしょう

・売電ができない
→「系統連系」ができない仕組みであることから、電力会社系統に電気を「逆潮流」できません。

(5)まとめ

いかがでしたでしょうか、エコフロー家庭用蓄電システムを導入した方が間違いなく電気代も安くメリットになるのですが、まだまだ世の中に認知されておらず不安も多いのが事実です。しかしながら、エコフローは家庭用蓄電システムに力を入れており、今後も利便性は上がっています。皆様のご家庭でも太陽光システムを導入する機会はそうないと思いますが、エコフローも検討の一つに加えて他社と横並びにで評価頂くことをお勧めいたします。

【トシログのご説明】

高性能でコスパの良い 「都市型のログハウス」を作れたら。無垢材の木の恩恵・ぬくもりに包まれる住み心地を、山や海辺の暮らしだけでなく、都市の暮らしといった多様なスタイルのある暮らしに馴染むように。私たちは “トシログ(都市ログ)” という愛称で、このプロジェクトを育てています。

2021年春、アトリエM.A.R.で「都市型のログハウス」一棟目の構想が始まりました。福島県会津の地で芳賀沼製作さんのパネルログ構法との出会い、都市に馴染む性能とデザインの検討、ウッドショック等でのコスト・計画変更、初めての構法による工事に試行錯誤すること2年半、チームの技術と熱意を詰め込んでいます。

ご計画はいつの間にか始まっているもの。

ちょっとした疑問やご不安、
まだ遠く将来の夢、
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