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2024.03.02

第1種換気システムのお掃除

我が家は第1種換気システムを採用しています。
ノースビルドジャパンさん等が共同開発した、「エクリア」。

ログハウスを都市でも楽しみたい、しかし窓を開けて気持ちのいい場所ばかりではないものです・・・。ちなみに我が家は海も近いので、風が強い日は砂混じりの潮風に悩まされる地域です。

たとえ窓を閉め切っていたとしても!第1種換気システムが、外からの給気も外への排気も機械でコントロールすることで、清浄化・熱交換された空気が家中を巡ります。

今回は、その定期メンテナンスを行なっています。

1、お掃除のポイント


お掃除するポイントはこちらの2箇所。
A:外部からの給気口(本体)→ 半年に1度の水洗い等、2年に一回の取り替え
B:室内からの排気口 → 2ヶ月に1回の拭取り

2、手順

A:外部からの給気口(本体)のお掃除

↑床下の点検口を開けてみます。うわぁ、、、。虫も溜まっていましたが、海が近いので砂も多かったです!中は水拭きします。そもそも、天井ではなく床下に点検口を設ける方が、簡単に清掃できますので、そもそも建物の計画時にメンテナンスを考慮して配置することが大切です。

↑ネット状のものは大きなゴミや虫を防ぐフィルター、こちらは水洗いです。蛇腹上のものは細かい粒子を防ぐフィルター、こちらは水洗いするとカテキン成分が溶け出してしまうのでパンパンと埃を払う程度で十分です。

B:室内からの排気口のお掃除

↑トイレや脱衣室、クローゼットなど、空気の「下流」部分に設置。ペーパー類で埃を拭き取ります。とても簡単です。

↑ちなみに、各お部屋に室内への吹出口を設けています。(エアコン左下の木格子)これが空気の「上流」部分です。ここから清浄化・熱交換された空気が押し出され、「下流」に向かってゆるやかに家全体を巡ります。

3、参考

↑外からの空気は外壁に設置されたこちらのダクトフードを通ってやってきます。5mmほどの穴は空いているので、それより小さなゴミや虫は入ってきます。それをAのフィルターが防いでいるのです。

↑こちらのダクトフードはサイクロン式で、自然風で風が回り虫やゴミを外に跳ね除けてくれる優れものですが、ちょっと大きすぎたので、、、我が家はデザイン上断念。目立たないところに設置する分には問題ないかと思います。こちらだとメンテナンスも抑えられるかと思います。

【トシログのご紹介】

高性能でコスパの良い 「都市型のログハウス」を作れたら。無垢材の木の恩恵・ぬくもりに包まれる住み心地を、山や海辺の暮らしだけでなく、都市の暮らしといった多様なスタイルのある暮らしに馴染むように。私たちは “トシログ(都市ログ)” という愛称で、このプロジェクトを育てています。

2021年春、アトリエM.A.R.で「都市型のログハウス」一棟目の構想が始まりました。福島県会津の地で芳賀沼製作さんのパネルログ構法との出会い、都市に馴染む性能とデザインの検討、ウッドショック等でのコスト・計画変更、初めての構法による工事に試行錯誤すること2年半、チームの技術と熱意を詰め込んでいます。

ご計画はいつの間にか始まっているもの。

ちょっとした疑問やご不安、
まだ遠く将来の夢、
まずはお聞かせください。