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2023.08.24

神奈川⇔福岡への帰省とEcoFlowデルタプロのエラー対応

(1)今回のデルタプロ実機レビューの概要

家族4人で神奈川から福岡までデルタプロ搭載のキャンピングカーにて、約1,000kmある高速道での帰省を試みました。以前、乗用車で帰省したところ14時間(12時間運転+休憩2時間)が必要で、体力的に大変だったことから、今回は鈴鹿SAのRVパークにて1泊します。ここでも、デルタプロ+置き型エアコンが大活躍です。福岡で約2週間過ごしたのち、帰りは新門司から横須賀までの区間を東京九州フェリーを使って楽チン帰宅しました。帰省した際に立ち寄った糸ヶ浜RVパークの様子や帰宅後2週間経ったトシログモデルハウスの室内環境はどうなったか見ていきます!

(2)旅行工程とキャンプ場の紹介

①神奈川から福岡までの帰省と立ち寄った鈴鹿SAのRVパーク

・日程:8/5~8/6(1泊2日)
・住所:〒519-0315 三重県鈴鹿市山本町 鈴鹿PA上り
・コスト:RVパーク利用料2,200円、コインシャワー9分100円

鈴鹿PAでの宿泊を挟んだキャンピングカー高速移動を敢行しました。自宅を夜9時に出発し鈴鹿のRVパークで到着したのは夜中3時、そこから次の日は丸12時間走り続けて合計18時間の運転、休憩を入れると27時間くらいかかりました。(ここで私たちは見込み違いに気がつきました。キャンピングカーは平地でも時速80kmくらいまでが限界、、、ということを忘れていた!運転時間だけ見ると乗用車の1.5倍の時間がかかっているので、RVパークで良質な睡眠が取れたものの、体力的にはキャンピングカーの方が大変だったかも、、、。)

さて、鈴鹿SAのRVパークは上り側に位置するため下りからアクセスするには一度外に出て高速に入り直す必要がありますが、どこにも案内がなく解読するのに時間がかかりました。しかしながら、鈴鹿SAは24時間営業のコインシャワーがあったり、コンビニがあったりと非常に便利でかつRVパークの利用料は格安です(※事前予約必須)。しかしながら、ドッグランと近接しているため朝は犬の鳴き声で目覚めることになるかもしれません。

HPリンク(鈴鹿SAのRVパーク):
https://carstay.jp/ja/stations/kinki/station/632c59b82b614b99a252d1b2/

②親戚と訪問した海に面する大分の糸ヶ浜海浜公園キャンプ場RVパーク

・日程:8/11(デイキャンプ)
・住所:〒879-1504 大分県速見郡日出町大神6842糸ヶ浜海浜公園
・コスト:電源サイト3,670円(13時~翌日11時)
大分県速見郡日出(ひじ)町にある糸ヶ浜海浜公園キャンプ場にあるRVパークです。目の前が海の高台にあるRVパークのため、非常に見晴らしがよく海水浴場へのアクセスも階段を降りればすぐという場所にあります。RVパーク利用者のみが利用する共同トイレも併設され(写真手前の建物)、遠くにある簡易トイレを探す手間もなく使い易い施設です。また、ハーモニーランドや別府にも近いため、観光の中継地点としても便利な場所に位置してます。我々はこの後、大分農業文化公園るるパーク経由で宇佐にある民泊施設に向かいました。鉄輪温泉や安心院ワインなど「大人の盆」に相応しい工程を組むことができる立地的ポテンシャルを感じるRVパークでした。

HP(糸ヶ浜海浜公園キャンプ場):
https://www.town.hiji.lg.jp/gyoseijoho/shisetsuannai/koen/1/1701.html

③福岡から神奈川に帰宅する際に利用した東京九州フェリー「それいゆ」

・日程:8/16~8/17(1泊2日)
・寄港:新門司→横須賀
・コスト:66,000円(5m未満の車両+大人2人+幼児2人でのツーリストA2室)

往路のキャンピングカーの運転が、結局見込みが外れて大変だったので、キャンピングカーをフェリーで積んで帰ることにしました。フェリーにはサウナ付き浴場やシアター・キッズルームなどが併設されています。うちの幼児2名は、キッズルームで遊んだ後はレストランでご飯を食べて映画を見るというゴールデンルーチンで深く長い昼寝に入ってくれました。そのため、大人は交互にサウナをゆっくり楽しむことで、帰省での遊び疲れを癒すことができました。キャンピングカーを積載することにより多少コストはかかりますが、安全でかつ楽しむことができて満足の船旅でした。ツーリストAだと寝室にドアがないため幼児が騒ぐと周りに迷惑をかけてしまうことから、次からはツーリストAではなく個室のツーリストSを取ろうと思います。

HP(東京九州フェリー):
https://tqf.co.jp/room/#room-s

④まとめ:総移動距離・時間とガソリン代

総移動距離・時間とガソリン代

・往路:27時間(内、運転18時間)、運転距離1,154km、高速22,640円(ETC割引込み)、ガソリン24,155円(@平均194円)

・復路:24時間(内、運転2時間15分)、運転距離:125km、フェリー66,000円、ガソリン2,620円(@178円)

(3)EcoFlowデルタプロに発生したエラーとその対応状況

動画:湘南ログライフ(オフグリッド3)※ご注意、音声あり

①エラー発生状況

キャンピングカーでの家族旅行の際は、デルタプロを100%充電した状態で屋内のスマートホームパネル(SHP)から外してキャンピングカーに積載するのですが、今回は手順を間違えてSHPの電源を切ることなくデルタプロに接続されているインフィニティケーブルをいきなり抜いてしまいました。特にその場は商用電力(グリッド)に切り替わっただけで何もおかしい様子はなかったのですが、九州福岡に到着して充電を始めようとすると、なんとファンが回らずにAC充電がいつもより長時間かかる状態になっていました。いつもは0.4kwhで安定的にAC充電するのですが、今回は短時間充電→ファンが回らず充電停止→しばらくして充電開始・・・という断続的な充電で100%充電するのになんと15時間以上かかりました。

②エラーへの対応方法

Eco Flow社に問い合わせたところ、以下のような回答が返ってきました。

・電池残量表示がおかしいようです、SOC(電池残量校正)を実施してください。
・手順は、一度デルタプロを0%まで放電し、電源ケーブルを接続して100%まで充電する。
・これを3回繰り返します。それでもダメな場合は、ファームウェアの確認と全てのケーブルを外して電源をオフして涼しい場所に放置して30分後に電源を入れ直してください。

ファンが回らないことと表示エラーは違うかとも思いましたが、とにかくSOCを実行してみました。0%放電後に3回目のAC充電を開始しましたが、やはりファンが回らず充電が止まってしまいます。念の為アプリとデルタプロをbluetooth接続して状態を確認すると、ファームウェアがアップデートされていないという状況でした。この後、ファームウェアを最新化した後に電源のオンオフすると、やっと復活しました。デルタプロは屋外でもbluetooth接続ができるためアプリ連携して状態を確認することができます。非常に便利な機能ですね。

(4)2週間後のトシログモデルハウスの室内環境

トシログモデルハウスは第一種換気システムを導入しています。更に断熱は長期優良住宅レベルで気密性C値は0.8です。家族で帰省している2週間は第一種換気のみで運転し、エアコンなどは使用しない状態で帰宅後にどのような室内環境になっているのか確認しました。

答えは、室内気温は外部気温と同じ31度であったものの、湿度が低い状態を維持することができていました。第一種換気のおかげで湿度が低い状態を維持していることから、帰宅してからのエアコンのスイッチを入れた後の立ち上がりが良く、27度の快適な温度になるまで時間はかかりませんでした。

また、湿度が高い湘南エリアにおいては湿度の低い状態を維持することで、長期間の旅行でもカビの心配はありません。高気密・高断熱住宅に第一種換気を導入することで建物にとっても理想的な環境を維持し続けることができるとわかりました。

【トシログのご説明】

高性能でコスパの良い 「都市型のログハウス」を作れたら。無垢材の木の恩恵・ぬくもりに包まれる住み心地を、山や海辺の暮らしだけでなく、都市の暮らしといった多様なスタイルのある暮らしに馴染むように。私たちは “トシログ(都市ログ)” という愛称で、このプロジェクトを育てています。

2021年春、アトリエM.A.R.で「都市型のログハウス」一棟目の構想が始まりました。福島県会津の地で芳賀沼製作さんのパネルログ構法との出会い、都市に馴染む性能とデザインの検討、ウッドショック等でのコスト・計画変更、初めての構法による工事に試行錯誤すること2年半、チームの技術と熱意を詰め込んでいます。

ご計画はいつの間にか始まっているもの。

ちょっとした疑問やご不安、
まだ遠く将来の夢、
まずはお聞かせください。