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2023.01.01
地業・基礎(捨てコン)No.1-4
この記事の目次
1、住宅工事の全体の流れ
2、動画でサクッと見学、住宅工事
3、地業・基礎(捨てコン)のお話し
4、この工事で設計者が確認していること
5、この現場の独特なポイント(トシログ モデルハウス)
1、住宅工事の全体の流れ
この記事は以下の流れの中で、★印の工程についてです。
1)事業・基礎(遣り方→根切・地業→型枠→★捨てコン→配筋→スラブ基礎→立上り基礎)
2)建て方
3)屋根
4)木工事
5)外部サッシ
6)配線配管
7)各職人工程
8)外構
2、動画でサクッと見学、住宅工事
タイトル:地業・基礎④(断熱敷設・捨てコン)※ご注意:音声あり!
タイトル:地業・基礎⑤(配筋準備)※ご注意:音声あり!
3、地業・基礎(捨てコン)のお話し
捨てコンクリートは精度の高い基礎を作るために必要な工程です。
・防湿シートを敷き込む。地面から建物への湿気を防ぐためのもの。
・コンクリートミキサー車到着!1輪車でコンクリートを運び込み、50mm程度の厚みで捨てコンクリートを敷き込みます。
・捨てコンが固まると、基礎の型枠を正確に設置するための墨出し(基礎の型枠の位置決めるため必要は線を表示する)が行われます。
4、この工事で設計者が確認していること
捨てコンクリートの厚みや、平滑かどうかを確認します。正確な墨出しを行うために必要です。
基礎梁がある場合は高さを測量します。次の配筋の工程で、鉄筋の高さを揃えたり、コンクリートの厚みを十分に確保できるかどうかに関わります。
墨出しでは、建物の通り芯の位置、基礎の位置などが正しいか確認します。
5、この現場の独特なポイント
基礎断熱を行うので、断熱材・安定させるための山砂も、捨てコンクリートの下に敷き込みました。
前回の工程の割栗石(RC再生石)の状態でそのまま断熱材を載せると、石の粒が大きすぎてガタガタしてしまいます。山砂があることで下地が締まり、断熱材が安定し、平滑な捨てコンクリートを打てるようになります。
・写真:まずは山砂を敷いています。
・写真:断熱材(青い板状のもの)、そして防水シート、その上から捨てコンを敷いています。
・写真:完成です
【現場のご説明】
高性能でコスパの良い 「都市型のログハウス」を作れたら。無垢材の木の恩恵・ぬくもりに包まれる住み心地を、山や海辺の暮らしだけでなく、都市の暮らしといった多様なスタイルのある暮らしに馴染むように。私たちは “トシログ(都市ログ)” という愛称で、このプロジェクトを育てています。
2021年春、アトリエM.A.R.で「都市型のログハウス」一棟目の構想が始まりました。福島県会津の地で芳賀沼製作さんのパネルログ構法との出会い、都市に馴染む性能とデザインの検討、ウッドショック等でのコスト・計画変更、初めての構法による工事に試行錯誤すること2年半、チームの技術と熱意を詰め込んでいます。