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ブログ・お知らせ
2022.12.16
地鎮祭
この記事の目次
1、地鎮祭の目的
2、スケジュールとコスト
3、3つのポイント
4、いよいよ当日!地鎮祭の流れ
5、ちなみに
1、地鎮祭の目的
工事の安全を祈願し、永久に災禍がないよう、土地の神様・建築の神様にお祈りする儀式が地鎮祭です。
我が家を計画した際のことを振り返りつつ、まとめていきます。
2、スケジュールとコスト
設計が固まってきた頃〜工事前までに行います。
お施主様のコストは、御供物代(1万円程度)+初穂料(3~5万円)=4~6万円程度です。
■工務店さんで用意するもの
笹竹4本・・・立てて設置
しめ縄・・・竹の周りに張る
川砂・・・砂山を作る
鍬入れ用のカマクワすき3点セットorスコップ
(雨の場合はテントも…)
■施主側でご用意するもの御供物
お米 一合
塩 一合
一升瓶
乾物 するめ 昆布 煮干し 等3種類程度
野菜 3、4種
果物 3、4種
余談ですが、我が家の場合は、野菜と果物は子供達に八百屋さんで好きなものを選んでもらいました。あとから気がついたのですが、次男のおやつ用に購入したバナナも、食べかけのままうっかり飾られてしまいました。。
3、失敗しないポイント:予定日を押さえる
地域に名の知れた神社や七五三など神事が混み合う時期は、1ヶ月先まで予約がいっぱいだったりしますので、余裕を持って日を押さえておくことをお勧めします。
神社との調整は工務店がやってくれるところもあると思いますが、お施主様ご自身で神社と交渉し、ご家族・工務店・設計者のスケジュールを調整される方がスムーズかと思います。
通常は計画地に執り行いますが、大きな神社の場合、神社で行う略式もあるようです。
我が家の場合は、着工まで1ヶ月切ってから準備していたので、
吉日を優先すると土日の設定が難しく結局平日になりました、、、
3、やっぱり気になるポイント:ところで吉日とは?
実は、吉日の考え方は神社には関係がない!ということを、自邸を建てるときに初めて知りました。
確かに元はと言えば中国の思想、関係ない。
神社に問い合わせると、全てを払い清めその日を良い日としています、とのこと。
すごく心強い!なるほど、それより家族のスケジュールとお天気ですかね、と返したものの。
安全第一で作業にあたる工務店さんの立場に立つと、
万が一事故等があった際に、心に引っ掛かるものが残るのも、双方にとって良くない。隣地の人が吉日を大切にされる方だった場合、
赤口は火事を連想させるそうで、初対面から印象が悪いかも知れない。
とにかく多くの人を少なからず巻き込む家づくり、自分のためというよりは、みんなのために、少しの心がけで不安の芽を摘めるならば、安いものですね。
というわけで、吉日をざっくりまとめると、
・六曜→大安、先勝、友引、先負ならば○
・中段十二直→建、満、平、定、成、開ならば○
・三隣亡→火災で近隣3件滅ぼす?!できれば避けたいところ
3、知っておくとスムーズなポイント:神社への依頼
まず、土地の神様と、先祖代々信仰してきた氏神様は違います。
個人的に縁のある神社に地鎮祭をお願いするのかというと、それもちょっと違います。
その土地の管理神社というものがあるようなのです!
各都道府県の神社庁に問い合わせるとどの神社か教えていただけます。
近隣の神社に訊いてみても回答いただけましたよ。
ちなみに我が家の場合は、敷地の近くに、社務所のない小さな神社がありまして、高台にあって木々がさわさわと美しく、時々遊びに行っていました。こうした小さな神社にも管理神社があり、それがたまたま我が家の敷地があるエリアの管理神社でもありました。管理神社は小さな神社に代わって地鎮祭のような神事を行ったり、小さな神社の名前でお札もお作りしてあるので氏神様とすることもできるようです。
4、いよいよ当日!地鎮祭の流れ
儀式は30分程度。神主さんが、凛とした場を作ってくださいます。
実はお施主さんにも出番があります!
神主さんの心地よい祝詞奏上に耳を傾けているさなか、急に呼ばれて焦った経験が、、、。
苅初の儀(かりぞめのぎ):設計者が鎌を持って「エイエイエイ」と草を刈り取る所作(写真参照)
穿初の儀(うがちぞめのぎ):建築主が鍬で土を掘る所作、施工者がすくう所作
玉串奉奠(たまぐしほうてん):玉串をささげ、2拝2拍手1拝
さて、
我が家の地鎮祭はとても麗らかな日、気温もちょうど良くて、子供達はおもちゃのブルドーザーやスコップを持って敷地で遊んでいて、地鎮祭の後は工務店さんとイタリア家庭料理のお店でランチをして、なんだかふわふわと心地よい日だったなぁと思い出します。
5、ちなみに
地鎮祭終了後、神主さんに「鎮め物」をいただきます。
基礎工事の際に一緒に埋め込んで、工事や今後の生活を見守っていただきます。中身は神社によって違うそうで、我が家の場合は、宝物を象徴する形状のレリーフが入っていました。