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2025.10.23
断熱・気密(気密工事・試験)No.3-1
この記事の目次
1、住宅工事の全体の流れ
2、動画でサクッと見学、住宅工事
3、断熱・気密(気密工事・試験)のお話し
4、この工事で設計者が確認していること
5、この現場の独特なポイント(トシログ モデルハウス)→ユニークな工法ですが結果出してます!
1、住宅工事の全体の流れ
この記事は以下の流れの中で、★印の工程についてです。
1)事業・基礎
2)建方(プレカット、土台、上棟、金物、耐力壁)
3)断熱・気密★
4)屋根・外装
5)内装
6)設備
7)外構
2、動画でサクッと見学、住宅工事
タイトル:断熱・気密1(気密工事・試験)_032 ※ご注意:音声あり!
3、断熱・気密(気密工事・試験)のお話し
ZEH、長期優良認定住宅、の認定を受けるためには「断熱性能」は考慮されますが、「気密性能」には特に規定はありません。しかし、「断熱」と「気密」を切り離すことはできません。どちらも快適で省エネルギーな住環境を実現するために重要なものです。ZEH、長期優良認定住宅に現れない項目ということもあり、見落とされがち、、、「断熱」と「気密」セットで力を入れている業者かどうかきちんと確かめるべきです。
以下に、それぞれの役割と重要性を説明します。
3-1、「断熱」の目的:熱の出入りを防ぐこと
断熱とは、外の熱が室内に伝わりにくくし、また室内の熱が外へ逃げにくくすることを指します。建物の壁・屋根・床などに断熱材を入れることで、熱の移動を抑えます。
①冬は暖かく、夏は涼しい・・・外気温の影響を受けにくく、冷暖房効率が高まります。
②光熱費の削減・・・冷暖房のエネルギー使用量を抑えられ、省エネにつながります。
③結露やカビの発生を防ぐ・・・断熱が不十分だと、室内外の温度差で特に窓周りなどに結露が生じ、建物の劣化の原因になります。
3-2、「気密」の目的:隙間から空気が漏れないようにすること
気密とは、家の外と中の「空気の通り道(隙間)」をなくすことを意味します。建物の隙間が多いと、せっかくの断熱効果が台無しになります。
①断熱効果の維持・・・隙間風が入ると外気が室内に流れ込み、断熱性能が低下します。
②計画換気(第1種換気)の実現・・・気密性が高いと、第1種換気システムで空気の流れを正しく制御でき、室内の空気質を保てます。室温を一定に保ちやすく、エネルギー効率の高い暮らしができます。
③結露やカビの発生を防ぐ・・・隙間から湿気が壁内に侵入すると内部結露が起こり、カビや腐食の原因になります。
住宅の性能にとても大切なことなので、もう一度言います。
「断熱」と「気密」はセット!どちらか一方だけでは十分な性能を発揮できません。「断熱=熱を伝えない」「気密=空気を漏らさない」という2つを組み合わせることで、初めて快適で健康的な、エネルギー効率の高い住宅が実現します。
4、この工事で設計者が確認していること
設計時に気をつけているポイントです。
・断面詳細図にて気密が欠損するポイントがないか入念に確認する
・施工性が良いか確認する。必ず結果を出すためには、大工さんが施工しづらいことが原因で、空気の漏れができてしまったは意味がありません。
・「気密測定」と呼ばれる試験を行います。専用の機械を使います。(高い気密性能を目指す業者しか行わない方法です)。この時結果が出なければ原因を探して改善します。ドアや窓が完了していて、仕上げを行う少し前のタイミングで行うのがポイントです。




5、この現場の独特なポイント(トシログ モデルハウス)
これが一番の肝かもしれません!
ログハウスでいかにして「第1種換気システム」を採用できるほどの気密性能を確保するか!!!!!木材表しの内装仕上げと、気密性能を、コスパ良く両立するのは実はとても難しい。「トシログ」は、一歩抜きん出ているんじゃないか?と自負するポイントです。


↑通常は内装側に施工する気密シートですが、、、弊社は外装側に施工します。施工完了した柱や梁の外側に、気密シートを、ぐるぐる!ばんばん!と施工します。「ぐるぐるばんばんラッピング工法」、略して「ラッピング工法」。


↑続いて防水シートもぐるぐるバンバン!


↑さらにその外側を木質パネルでがっちり押さえ込みますので、高い気密性能を発揮することができます。


↑もちろん排気口や窓周りも気密テープやウレタンなどでぎゅうぎゅうに。
【現場のご説明】
高性能でコスパの良い 「都市型のログハウス」を作れたら。無垢材の木の恩恵・ぬくもりに包まれる住み心地を、山や海辺の暮らしだけでなく、都市の暮らしといった多様なスタイルのある暮らしに馴染むように。私たちは “トシログ(都市ログ)” という愛称で、このプロジェクトを育てています。
2021年春、アトリエM.A.R.で「都市型のログハウス」一棟目の構想が始まりました。福島県会津の地で芳賀沼製作さんのパネルログ構法との出会い、都市に馴染む性能とデザインの検討、ウッドショック等でのコスト・計画変更、初めての構法による工事に試行錯誤すること2年半、チームの技術と熱意を詰め込んでいます。
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