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2023.01.23

地業・基礎(スラブ打設直前)No.1-6

この記事の目次

1、住宅工事の全体の流れ
2、動画でサクッと見学、住宅工事
3、地業・基礎(スラブ打設直前)のお話し
4、この工事で設計者が確認していること
5、この現場の独特なポイント – トシログ モデルハウス

1、住宅工事の全体の流れ

この記事は以下の流れの中で、★印の工程についてです。

1)事業・基礎(遣り方→根切・地業→型枠→捨てコン→配筋→★スラブ基礎→立上り基礎)
2)建方
3)屋根
4)木工事
5)外部サッシ
6)配線配管
7)各職人工程
8)外構

2、動画でサクッと見学、住宅工事

タイトル:地業・基礎⑨(スラブ打設直前・配管)※ご注意:音声あり!

タイトル:地業・基礎⑩(スラブ打設直前・断熱材)※ご注意:音声あり!

3、地業・基礎(スラブ打設直前)のお話し

給排水屋さんの登場です!

スラブ打設直前には、配管スリーブなどの仕込みを行います。
給水管、排水管、そのほか電気類の配管、将来床暖房を計画する「かも」なんて場合も、スリーブだけでも開けておくと良いです。

配管スリーブには、

A:スラブの下を貫通するもの
B:立上り部を貫通するもの

とありますが、私はできるだけ、その後のメンテナンスがしやすい、B:立上り部貫通としたいと考えています。この場合、配管が地面より上で丸見えになってしまうので、デザインを優先したい場合には部分的には、A:スラブ下貫通で計画しています。

今回のタイミングでは、A:スラブ下貫通、です。正面玄関のすぐ横を給水管が通る計画のため、外観上見えないよう、建物の床下から基礎を貫通して地面の下に直接潜らせます。

4、この工事で設計者が確認していること

立上がり部を貫通するや給水管の数量や位置、径は適切か、図面と照合しながら確認しています。

5、この現場の独特なポイント – トシログ モデルハウス

基礎全体に外断熱を行う計画ですので、前回のスラブ下の断熱材に続き、今回は基礎の立ち上がり部にも断熱材を設置します。それにより魔法瓶のような基礎が出来上がります。断熱材はシロアリ対策用の製品(スタイロフォームAT)を採用しています。

この段階で断熱材を立ち上げ→スラブのコンクリート打設時に断熱材の一部を一体化→立上り部のコンクリート打設時に全体を一体化、という手順で行いました。

【現場のご説明】

高性能でコスパの良い 「都市型のログハウス」を作れたら。無垢材の木の恩恵・ぬくもりに包まれる住み心地を、山や海辺の暮らしだけでなく、都市の暮らしといった多様なスタイルのある暮らしに馴染むように。私たちは “トシログ(都市ログ)” という愛称で、このプロジェクトを育てています。

2021年春、アトリエM.A.R.で「都市型のログハウス」一棟目の構想が始まりました。福島県会津の地で芳賀沼製作さんのパネルログ構法との出会い、都市に馴染む性能とデザインの検討、ウッドショック等でのコスト・計画変更、初めての構法による工事に試行錯誤すること2年半、チームの技術と熱意を詰め込んでいます。

ご計画はいつの間にか始まっているもの。

ちょっとした疑問やご不安、
まだ遠く将来の夢、
まずはお聞かせください。